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  • 2021/12/28 14:19


    年内のすべての仕事を終えました。

    収まる気配のない感染症のもとで、今年もニュースにはずっと心をざわつかせていました。
    そんな中、いつも通りコーヒー豆を焼き、いつも通りお店を開け、いつも通りお客さんと何気ない会話をしてコーヒー豆をお届けする毎日は、わたしたちにとって救いだったように思います。(あと、コーヒー豆を焙煎するときの香りにもリラックス効果はありそうです!)

    イベントなども延期になることが多く、とくに年の前半はいつも以上に淡々と過ごしていたように思います。それはそれでわたしたちの性には合っているわけですが、とはいえ秋以降に少しずつ復活したイベントたちに参加すると、久しぶりに会うみなさんのマスク越しの顔や声に、「やっぱり楽しいなぁ」と心が明るくなるのを感じました。イベントやマーケットの意味が少しだけ変わったような気がします。

    世界を見回せば、感染症以外にも多くの気がかりなことがあふれています。
    わたしたちも今年は「自分たちにできることは何か」と考えることが増えた一年でした。
    年が明けたからといって何かが変わるわけではないけれど、年の瀬に少し考えを深めて、新しい年にそれを実行するための一歩を踏み出せば、ちょっとは良い2022年になるのではないか、と思ったりします。

    兎にも角にも、2022年も変わらずコーヒー豆を焼いてみなさんにお届けすることを楽しみにしています。

    この一年、大山崎のお店やネットショップ、取扱店舗、イベント会場などなど、世界のどこかでわたしたちの焼いたコーヒー豆と出会ってくださったすべての方に心から感謝しています。

    みなさま、どうか良い年をお迎えください。

    < photographed by aratasakai - 酒井新 @aratasakai >