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  • 2021/01/19 14:04


    お知らせです。

    オンラインショップからご注文いただいたコーヒー豆について、これまではご注文を受けてから焙煎し発送してきましたが、今後は店頭販売分と運用を統一し、焙煎後3日以内のコーヒー豆をお送りすることといたしました。

    大山崎 COFFEE ROASTERSでは「鮮度」(コーヒー豆の焙煎してからの時間)をとても大切にしています。

    オンラインショップからお店をスタートしたわたしたちは、できる限り鮮度の良いコーヒー豆をお届けできるよう、オンラインからのご注文分は「注文を受けてから焙煎」、店頭販売分については「焙煎後3日以内の豆のみを販売」としてきました。(新型コロナウイルスの影響で焙煎量が不安定になって以降は、一部のご注文分についてはメッセージを添えて焙煎後3日以内の豆もお送りしていました)

    しかし、下記2点の理由から今後は運用を統一し、焙煎後3日以内のコーヒー豆をお届けすることといたしました。

    1.ロス(売れ残り)の削減
    ご注文を受けてから焙煎する場合、焙煎機の最低焙煎量の関係で店頭販売分を考慮したとしてもどうしてもロス(売れ残り)が発生しやすくなります。
    食品ロス削減の観点からも、経営の安定化の観点からも、ロスはできるだけ減らさなければならず、運用を統一した方がロスの削減につながります。
    ※なお、大山崎 COFFEE ROASTERSではロスが大きく発生した場合にはフードバンク機関(様々な理由で処分されてしまう食品を食べ物に困っている施設や人に届ける活動をする機関)に寄付を行っています。

    2.無理をしない働き方の実現
    ご注文を受けてから焙煎する場合、少量で焙煎を行うことが増え結果的に焙煎回数が増える傾向となります。1回の焙煎にかかる時間は焙煎量に関わらずほとんど同じであるため、焙煎回数が増えるとその分焙煎に費やす時間が増えていきます。
    さらに、大山崎 COFFEE ROASTERSでは完全熱風式焙煎機による「低温長時間焙煎」を行っているため、スタンダードな焙煎方法(10分前後)に比べ1回の焙煎時間が2~3倍(20分~30分)かかります。
    運用の統一は、無理をしない働き方を実現するためにも必要だと判断しました。

    以上が今回の運用変更の理由となります。
    ご理解いただけますと幸いです。

    最後に、なぜ販売するコーヒー豆を「焙煎後3日以内」としているかについて説明させてください。

    コーヒー豆は焙煎直後に淹れて飲んでも美味しいのですが、しばらく時間が経ったあとの方がより風味が立つ傾向にあります。それは、焙煎の過程でまとった香りや、コーヒー豆の内側のガスが時間が経つにつれて少しずつ放出され、その豆本来の香りや味わいがより感じられるようになるためです。どのくらいの時間置くのが良いかは気候やコーヒー豆によっても変わるのですが、4日~2週間の間に美味しさのピークがあると感じています。そのため、大山崎 COFFEE ROASTERSでは「焙煎後3日以内」の豆を販売することで、どの豆であっても美味しさのピークを逃さずに飲んでいただけるようにしています。

    これからも丁寧に焙煎し、鮮度の良いコーヒー豆をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。