2017/07/26 23:21
阪急十三駅に降り立ち、飲食店の立ち並ぶ駅前の雑踏を抜け、なんとなく懐かしい雰囲気の漂う住宅街を少し歩くと、時間を重ねることでしか生み出せない芳醇な空気感を纏った、どうにも気になってしまう魅力的なマンションがあります。
大阪市淀川区十三本町にある「神津マンション」は、各部屋を思い思いにリノベーションし、輸入壁紙会社や古着屋さんなどの入ったレトロなマンション。その201号室にこのほどオープンしたのが、お菓子と喫茶のお店「fuminote - フミノテ」さんです。
わたしたちがfuminoteさんと出会ったのは、fuminoteさんがお店をはじめる前、物件を探しながら卸のお菓子などを作ってらっしゃったときでした。はじめてその焼き菓子をいただいたときの驚きは忘れることができません。口の中でホロホロとほどけるような舌触り、素材の風味の豊かさと優しい甘さ。美味しい。幸せを感じるお菓子でした。
fuminoteさんが十三でお店をはじめるときいたときからオープンを心待ちにしていましたが、完成したそのお店は店主さんの人柄がにじみ出た、ほっとする空間でした。温かくも洗練された友人の家に遊びに来たような感覚。
このお店で、わたしたちの焙煎したコーヒーを丁寧に淹れていただけることがとても嬉しいです。お菓子にも紅茶にも、すべてのメニューに店主さんの気持ちが詰まっています。
ぜひ足をお運びください。一度訪れたら、ファンになります。